人工授精とは

妊活や不妊治療を始めるとわからない言葉や専門用語がよく出てきますよね。

この記事では、人工授精を経験した視点で、人工授精とはどんなものか、費用はどのくらいかかるのか経験談を踏まえて綴ってみようと思います。

人工授精(AIH)とは?

専門的なことになるので、詳しいことは医療機関のwebサイト等も参考にしたほうがいいと思いますが、個人が勉強したレベルで、経験などを踏まえて説明させていただきます。

人工授精とは、一般不妊治療に分類される不妊治療法の一つです。一般不妊治療で代表的なものは人工授精とともにタイミング療法というものがあります。

不妊治療のはじめの一歩とも言えるタイミング療法は、医師が超音波で卵胞を測定したり、ホルモン検査をすることによって排卵時期を予測して、セックスの時期を指導するという方法になります。

今この記事を書いている2020年1月17日現在、私たちはクリニックを転院して初めての診察の際に、先生に、排卵時期を予測していただきました。その結果は完璧にあたっているようで、基礎体温での変化と、妻の感覚的な排卵タイミングとぴったりの結果が出ました。

排卵をしっかり予測するならば通院して排卵日をみてもらうのがまずはじめの一歩として重要ではないかと思います。

さて、話が若干それましたが、人工授精は前述したタイミング療法でうまく行かなかった場合のステップアップの治療法となります。

人工授精は、採取した精子を直接子宮膣内に注入して妊娠させる方法で、妊娠の確率をより高める事ができる方法です。

人工とは言っていますが、精子を確実に子宮に入れるだけなので、自然妊娠と殆ど変わらないとも言えます。ですから、精液が子宮内に入った後のプロセスは自然妊娠と同じなので、卵管を通り、受精、着床といったことが起こらなければ妊娠まですすめることはできません。

妊娠率も格段に上がるというものではなく、複数回はトライしていかないと結果が出るかはわかりません。

人工授精のレベルで妊娠できるカップルは、5~6回程度の人工授精の間にほとんどが妊娠に成功するようです。逆に言えば、それだけの回数チャレンジしても妊娠できないカップルは何らかの妊娠できない原因が潜んでいるといってもよいようです。

5~6回の人工授精で、妊娠できなかった場合は次のステップの体外受精へと進んだほうが良いと医師から提案されることになるでしょう。

 

人工授精~私達夫婦の場合

人工授精の経験談

私たち夫婦も人工授精を経験しています。

不妊治療を始め、タイミング法を3周期実施して効果がなく、人工授精にステップアップしました。

人工授精を実際に実施するときには、人工授精の当日に精液を採取する必要があります。

このときは、朝会社に行く前に自宅で精液を出して、カップに入れて妻に渡して妻はその後クリニックに行き人工授精をしてもらうという流れでした。

この時採取した精液は洗浄、濃縮を行い活きのいい精子だけを選んで、子宮膣内に注入します。

人工授精は2018年4月から10月まで、行っていました。

6周期、6回実施しましたが、うまくいくことはありませんでした。

私たち夫婦は、何らかの妊娠ができない原因があるのかも知れません。

精子にも卵子にも特段問題ないという検査結果がでており、原因不明で妊娠できない状況となってしまいました。

このあと、体外受精に進むことを勧められましたが、費用面のことや、妻の体調、ストレスのことを考えるとなかなか踏み切れませんでした。

このあたりの不妊治療の体験談については以下の記事に記しています。ご興味ある方はお読みいただけたら幸いです。

人工授精にかかった費用

私たちが、人工授精にかかった費用は1回あたり13000円でした。

人工授精は保険外の自費負担となります。

その時の領収書です。

人工授精の費用明細

この13000円の治療が6回で人工授精だけの費用で 13000×6 = 78000円はかかっています。

もちろんこれ以外の診療費や投薬費がかかり、妊活、不妊治療はお金がかかります。

お金がかかっても赤ちゃんが欲しいという人は世の中にたくさんいると思います。

お金の問題じゃなく欲しいのです。

私たちの不妊治療も道半ばなので、お金のことも頭に入れながら治療をどうしていくか考えねばなりません。

それに、体外受精にかかる費用はこの比ではないといいます。

よくよく考えて不妊治療に取り組んでいこうと思います。

 

まとめ

人工授精とは、どんなものか少しでもご理解いただけたでしょうか。

また、私たちの人工授精の経験がご参考になっていたら幸いです。

私たちは人工授精では赤ちゃんを授かることはできませんでした。

しかし、まだ諦めたわけではありません。

現在、クリニックを転院したので、今後の不妊治療で、人工授精の再チャレンジとなるか、体外受精に進むことになるのか、まだはっきりとはしていないですがそのあたりもレポートしていこうと思っています。

興味のある方は以下の記事もお読みいただけたら幸いです。