妊活を始めてみると、「思ったよりも赤ちゃんができない」と感じることがあると思います。
もしかしたら効率の良い、正しい赤ちゃんの作り方ができていないかも知れません。
不妊治療専門のクリニックで教えてもらったタイミング療法と効率の良い子づくりのコツについてご紹介しますので、妊活初心者の方はもちろん、妊活を始めて時間が経っている方も改めて見落としていた点があるかも知れないので、この記事を参考にしてみて下さい。
タイミング療法とは?
基礎体温や排卵検査薬などを用いて排卵日を予測して、排卵の少し前から排卵直後までの妊娠しやすいタイミングに合わせて性交を行うことで、妊娠の確率を高める方法です。タイミング療法は、少なくとも一方の卵管は閉塞していないこと(子宮卵管造影で確認します)、男性に不妊原因がないことが重要です。また、くすりを用いて卵巣を刺激(排卵誘発といいます)し排卵しやすくさせる場合もあります。
なお、妊娠するのは排卵日5日前から排卵日までの6日間です。もっとも妊娠しやすいのは排卵日前後であり、排卵日から性交が隔たる程、妊娠率が低下すると言われています。
私たち夫婦も何度も実践している方法です。
基礎体温を毎日つけることはけっこう大変なようで、大部分の期間が、生理周期からの大体の予測で行っていました。
これが効率の悪いタイミング療法になってしまっていたかも知れません。
意外と排卵のタイミングはその周期周期によって異なってくるようで、正しい排卵タイミングを予測、結果を知るためには医師に卵胞の大きさを見てもらったり、基礎体温を正しい方法で測定することが重要だと思います。
タイミング療法を実施するには、まずは基礎体温の記録の仕方を身につけ、そのタイミングで万全の状態にできるように、私生活、生活習慣に気をつけることから始まります。
効率の良い子作りの方法
最近転院した不妊治療専門クリニックで、指導を受けた方法をご紹介します。
事前準備・性交のタイミング
事前準備としては、基礎体温による排卵日予測をすることと、精子の状態を万全にすることとなります。
排卵日の前3日は禁欲し、排卵日辺りで1回、1日空けてからもう1回と計2回は性交をして下さい。
3日の禁欲で、ある程度の精子量を確保します。溜めすぎることは精子がフレッシュな状態を保てなくなるので、定期的に開放して、排卵のタイミングでいい精子が出せるように心がけましょう。
精子が子宮内で生きていられるのは最大でも3日程度なので、排卵されるタイミングで常に活きのいい精子が子宮内にいられる状態を作ることが重要です。
膣内の環境改善ということも重要になりますし、性交時に濡れにくく潤滑性をよくしたいという方もいると思います。
そんな場合には、女性用潤滑ゼリーを使用することで、性交時の痛みを解消してくれます。
性交時の悩みごとの一つを解決してくれる手段として、妊活の必須アイテムの一つとも言えますので、ご興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
性交の悩みを解消
射精時
なるべく深く結合できる体位で、深い位置に射精することが重要です。
そして、射精後もしばらく抜去しないでゆっくりと動きます。
精子は最初の射精後も、ジワジワ出続けます。
少しでも精子量を多く送り込むため、小さくなるまで挿入したままにするぐらいずっと抜かないまま保持しましょう。
子宮の入り口に粘液があり、一般には精子はその粘液に入ることで活発になり、子宮の奥に入り卵管へ進み、そこで受精します。
まずは、この粘液のところまで精子を送ってやることが重要となります。
性交ができるのであれば、それがベストですが、いろいろな事情でそのタイミングでできないということもあると思います。
そんな場合は、シリンジ法によって精子を子宮に送り込む方法があります。
この方法でも深い位置に精子を送り込むという発想は同じですし、妊娠したという実績も十分あるそうです。
今、妊活で注目されているシリンジ法も検討してみてはいかがでしょうか。
話題のシリンジ法
射精後
射精後は、足を閉じた姿勢で横向きになり30分間は立ち上がらないで下さい。
精液は30分間ほどは粘性が高く、起き上がるとドロ~っと一塊で出てしまい効率が悪くなってしまうからです。
女性は一般には横さえ向けば膣口が体の中心線より上にくるため、腰枕をした仰向け寝より精液をより膣内に保持できます。
このことは、特に精子が少ない男性の場合においてはとても重要なこととなります。
まとめ
この記事のおさらいをします。
- 基礎体温をつけて排卵日を予測するタイミング法を使う
- 排卵日付近に1日おきに2回の性交
- 深い位置に射精して、射精後も動き、入れたままにする
- 射精後、30分は横向きになり、立ち上がらない
これらを実施する際に、補助として、女性用潤滑ゼリーやシリンジ法もご紹介しました。
性交の悩みを抱えている方は、それらも使用することを考えてみてはいかがでしょうか。
前向きな妊活ライフが送れるように色々と活用していきたいですね。