流産したときの気持ちの保ち方 ~不妊治療記5~

前回の不妊治療記4では、2回目のエコー検査で確認された赤ちゃんの育ちが悪そうというところまででした。

時間がだいぶ経過してしまったので、その後の結果、経過について振り返っていきたいと思います。

それとともに、タイトルにあるように流産時の気持ちの保ち方についても書いていきます。

心拍確認!そして・・・

次の検診時に、私と妻は一緒にエコー画像を確認しました。

そのとき、小さな鼓動を確認できました。

そう、赤ちゃんの心拍が確認できたのです。

育ちが悪いという懸念があったものの、脈打つ姿はエコー画像からもわかりました。

その時はついにゴールが見えたと思いました。

育ち具合を確認するため、次の検診にも妻に付き添い赤ちゃんの姿を一緒に見ました。

しかし、次の週には先週まで動いていた鼓動が止まっていて、

残念ながら順調に育つことができていませんでした。

時間が経過してしまい記憶が曖昧、あまり思い出したくないからかも知れないですが、漠然とした記憶になってしまっています。

ただ、物凄く落胆したことだけは覚えています。

一度は希望が見えていただけに、前回の流産のときよりもショックは大きいものでした。

流産手術の予約をするも・・・

流産が決定し、流産手術を予約したものの、

前回同様に、手術前日に出てきてしまい、手術が行われることはありませんでした。

出てきた赤ちゃんのなりそこないは、赤く血に包まれた魚のような形で、

その姿を見たときにはなんとも言えない気持ちになりました。

庭に埋めて供養することにしました。

2回目の流産となった後の気持ちのケア

2回目の流産経験となりました。

女性の気持ちはなかなかわからないので、男性視点での流産時の気持ちのケア、乗り越え方を書いてみたいと思います。

流産時に、重要なことは次の3つだと思います。

    1. 期待からの落胆に耐える
    2. 自分よりも妻の気持ちのケア
    3. 切り替えのためにポジティブに

一つずつ見ていきましょう。

期待からの落胆に耐える

今までの人生の中で味わったことのないほどの

喜びから悲しみへの落差。

期待から落胆への落差。

を感じました。

赤ちゃんができたと思ってからの、流産は激しいジェットコースターに乗るように気持ちが揺さぶられます。

不妊治療していて赤ちゃんを懇願していればいるほどこの気持は強くなるのではないかと思います。

ただこの苦しみに耐えることができれば、生半可な落差の出来事には耐えられるのかも知れません。

まだ全てが終わったわけではないのでグっとこらえて次のチャンスにポジティブに向かっていくことが大事だと思います。

自分よりも妻の気持ちのケア

流産がつらいのは妻も夫も同じですが、妻は身体的な負担もあります。

身体的な負担からくる精神的な辛さもきっと男性以上にあるでしょう。

そんなときに支えてあげられるのは、一番その苦しみを分かち合っている夫なのだと思います。

自分も苦しいかも知れないですが、妻の気持ちのケアを第一にしてあげることで、

次のステップにも進みやすくなるのだと思います。

いつも以上に妻をいたわってあげましょう。

切り替えのためにポジティブに

いつまでも落ち込んでいても何も始まりません。

流産後は、赤ちゃんができやすくなるなどの迷信もあったりなかったりすると聞きます。

しっかり気持ちを切り替えて、次のチャンスをものにする準備を早く始めるべきです。

私の妻の場合は、2回目のショックではありましたが、すぐに立ち直り、次の準備を進めていました。

それを夫は少しでもサポートして、二人三脚で不妊治療を進めていくことが重要だと思います。

まとめ:流産後の気持ちの切り替えは大事

  • 私達の不妊治療の2回目の流産について
  • 流産後の気持ちのケアについて

をご紹介していきました。

私達の不妊治療は2回目の流産後もまだ続いています。

なかなか結果が出ず、つらい状況が続いていますが、

まだまだ諦めずに妻とともに頑張っていきたいと思います。