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商品名は「貝印 KAI 炭酸 ペットボトル キャップ Daily Plus DH2706」
もう開封してからだいぶ経っているので、パッケージ画像はAMAZONさんの画像を拝借しましたが、外観はこんな感じで、2つの部品からなっています。まずペットボトルの口部分につける部品を回して取り付けて、その後もう一つの部品でポンピングして空気を送り込むという感じです。空気を送り込んでペットボトル内に空気を充満させることによって中の炭酸水の中の炭酸を外に出にくくするというわけですね。比較的お手軽に理に適った方法で炭酸が抜けるのを防止する画期的なアイテムだと個人的には思います。
2つの部品がくっついた状態の外観はこんな感じです。
2つの部品を分解するとこんな感じです。
下の部品にはキャップのスクリューが切ってあり、ペットボトルに取り付けることができます。上の部品は下の部品に差し込んでポンピングするための部品となります。
使い方の説明
まずペットボトルに下の部品を回して取り付けます。これは回らなくなるまでできるだけしっかり取り付けましょう。
次に、上の部品を取り付けます。この上の部品を押し込むときにボトルの中に空気が入ります。
上の部品を何度も何度も押し込むことで、空気が充填されます。
大体10回ぐらいやれば、ボトルが固くなってきます。これ以上固くならないなと思ったらポンピング終了です。イメージとしては、自転車のタイヤの空気入れのイメージですね。これ以上動かない=満タンって感じです。できるだけしっかり空気を入れることでその後の炭酸の抜け具合も変わりますのでしっかり入れるようにしましょう。
下の写真のように、ボトルの腹を指で押して固さを確認しましょう。
実験:使用時、未使用時の炭酸水を飲み比べてみた
実験概要
炭酸の抜けないキャップをつけた状態で、1日、2日、3日とおいて、炭酸の残り具合の状態を「見た目」と、「飲んだ感じ(感覚・舌)」で評価します。
2つのウィルキンソン炭酸水を用意して、一つはこの記事で紹介している炭酸が抜けにくくなるキャップをつけて、もう一つは通常のキャップを付けた状態で冷蔵庫で保管します。
1日後、2日後、3日後に取り出して、少しずつコップに注いで炭酸の泡の状態を確認するのと、飲んで炭酸の状態を確認します。
実験準備手順
2つの新品ウィルキンソンを用意。
キャップを取り付けた状態。左が炭酸が抜けにくくなるキャップで、右が通常のキャップです。
さあどうなっているでしょうか。実験結果をご覧ください。
実験結果
炭酸の残り具合を見た目で評価
確認時間 | 炭酸の泡の状態写真 |
開けたて | |
1日後 | |
2日後 | |
3日後 | 左の赤キャップの方が泡多めに見えます。 |
炭酸の残り具合を舌で評価
確認時間 | 炭酸が抜けないキャップ | 通常のキャップ |
開けたて | 開けたての炭酸量を感じました。ウィルキンソンの炭酸はしっかりした刺激があります。
炭酸度: |
左に同じ |
1日後 | 開けたときのプシューの音が長かったです。見た目の泡もしっかりありました。飲んだ感じは炭酸感がまだまだありました。開けたてに比べると劣りますが、まだまだお酒の割材として使える印象でした。
炭酸度: |
開けたとき、プシュっと言う感じで炭酸が少なくなってる感じがありました。また、見た目の泡がかなりなくなっていました。飲んだ感じは思ったよりも炭酸を感じました。
炭酸度: |
2日後 | 開けたときのプシューの音が長かったです。飲んだ感じは炭酸感がまだある感じですが、少し物足りないというレベル。割材としては使えそうです。
炭酸度: |
開けたときのプシュの音は短いです。飲んだ感じは炭酸感はかなり減っているなという感じ、赤いキャップありより少し劣る感じです。
炭酸度: |
3日後 | 開けたときのプシューの音は長かったです。飲んだ感じは炭酸感がまだある感じ、思ったより維持できてるなと思いました。微炭酸好きならまだ行ける印象です。
炭酸度: |
開けたときのプシュの音は短いです。飲んだ感じは炭酸感は昨日よりちょっと減っているなという感じ、赤いキャップありより劣る感じです。
炭酸度: |
結果考察
泡の変化で、1日後と2日後の通常キャップの泡が不可解に変化したのは、コップ表面の問題だったのでしょうか。はっきりわからないですが、泡の見え方が変わりました。飲んだ感じの炭酸はあったので、コップ表面が泡のつきにくい状態になっていた可能性があります。
飲んだ感じの評価では、正直思っていたよりもこのキャップを使った効果がなかったと思いました。妻は結構違いがあると言っていましたし、違いはある程度はっきりとわかりました。使った方が炭酸は残るのだと思いますが、効果絶大とは言えないと思います。
使い心地や感想
実験でも検証してみましたが、開けてから2日はまあまあの炭酸量をキープしていると思います。ハイボールを大体500mlを三等分して3杯飲むことが多いので、一日一杯ずつ飲むとしても3日間ある程度の炭酸をキープしたまま500mlの炭酸水を使い切ることができます。
ウィルキンソンの炭酸料が多いからなせる技かもしれません。
もっと炭酸が残っていてほしいという人の要求に答えるレベルではないかも知れません。
ポンピングしたりしないといけないので若干の手間はかかりますが、次の日に使う炭酸水の気が抜けてないというのは結構快適で経済的と言えると思います。まだ試したことがないという方には是非試していただきたいと思います。特に、私のようなハイボール愛好者にはおすすめしたいと思います。そして余談ですがハイボールにはウィルキンソンの炭酸水をおすすめします。炭酸の量が他の炭酸水より多くて刺激が強く、炭酸水単独でもよく飲んでいます。
私の用途はハイボール用の炭酸水に使っていますが、他の炭酸飲料のコーラやサイダーなんかももちろん効果がありますので使ってみて下さい。
耐久性については、今の所問題はなく良好な使い心地です。
「注文日:2018年11月28日」でこの記事は2020年1月に書いているので、今の所、1年ちょっとは問題なしに使えています。
炭酸が抜けないキャップのまとめ
まとめを箇条書きにするとこんな感じです。
- 炭酸が2日はまあまあ持続する(※実験しましたが、個人の主観込みの結果です)
- ウィルキンソン炭酸量はやっぱりすごい
- 炭酸水を数日使い回せるので経済的
- ポンピングをしないといけないのでちょっと面倒だが、たいしたことはない
- ハイボールを数日間美味しくいただける
実験をする前はもっと効果があるかなと思っていたのですが、正直思っていたほどの効果はなかったと思います。それでも効果はあると思うので、炭酸がすぐ抜けて困っているという方、少しでも炭酸をもたせたいという方はお試し下さい。